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zoom RSS 弁護士が教える 本当は解決できる為替デリバティブの被害 ◆弁護士法人アディーレ法律事務所

<<   作成日時 : 2017/03/20 11:53   >>

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銀行が中小企業に売っていたものは『コールオプションの買い』と
『プットオプションの売り』を組み合わせたもの。

そして、『ノックアウト条項』などの特約が付いたもの。
銀行が設定した円安方向の、設定金額に達すると
それ以降の『コールオプションの買い』と『プットオプションの売り』
の権利が消滅します。
ゲームセットになります。

簡単に言うと
銀行が大負けしそうになると
この辺で勘弁してよと言われちゃいます。

オプション取引ですので中小企業の儲けは銀行の損害。
銀行の儲けは中小企業の損害となりますので。


『ノックアウト条項』に似た特約で『デジタルオプション』の特約
というものあります。
銀行が設定した円安方向の、設定金額に達しないと0円。
その銀行が設定した金額を超えて、円安になっても
その設定以上の金額は貰えない。

つまり、ワンペアであがってもお金は貰えず、
ロイヤルフラッシュであがったからといって大金が貰える訳では無く、
ストレートであがった位の金額が貰えるだけみたいな話か。

そしてまだまだある。
レバレッジ。
『プットオプションの売り』の方がレバレッジが大きい。
銀行が儲かるのは『コールオプションの買い』ではなく
『プットオプションの売り』の方だから、
銀行側は『ノックアウト条項』か『デジタルオプション』の特約で
『コールオプションの買い』の損を鉄壁に守り、
『プットオプションの売り』のレバレッジを大きくして儲ける。

レバレッジは特約ではありませんが、
本当はもっと特約があって銀行側は鉄壁の守りなんですが
あんまり書きすぎると分かりにくくなるので
この辺で止めておきます。

特約≓胴元に有利なもの。

元気があれば何でも出来る。
特約があれば何でも出来る。

プロのオプショントレーダーから
特約が使えるんなら俺だって苦労しねえよと
ボヤキが聞こえてきそうです。


携帯「マナーモード」生みの親のシコーの倒産の一因となった
為替デリバティブってこの商品ですかね?

弁護士が教える 本当は解決できる為替デリバティブの被害 
弁護士法人アディーレ法律事務所

良い本でした。
画像


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吉本佳生さんの著書、『金融工学の悪魔』に
日本の通貨オプション取引の歪んだ形での発展
ことが書かれていたので載せておきます。

通貨オプションを買うことを嫌った日本の企業。

1984年に日本で通貨オプション取引が開始される際には
通貨オプション取引が出来るようになれば
円相場の変動で困っている貿易企業が為替リスクを回避するために
通貨オプションを買うだろうと予想されました。
しかししばらくの間通貨オプション取引は人気がなくあまり利用されませんでした。
それはなぜだったのでしょうか。
オプションを買うにはプレミアムを支払う必要があります。
当時の日本の貿易企業の多くはこのプレミアムを支払いたくないと思い
通貨オプションを買うことを嫌ったのです。
例えば10万ドルの貿易取引の為替リスクを回避するため
通貨オプションのプレミアムを銀行に尋ねたら
40万円(1ドルにつき4円)であると言われたとして
この40万円が高いのか安いのかどうやったらわかるのでしょうか。
これまでプレミアム(オプションの価格)は
難解な公式を使わないと計算できないと言われてきたため
普通の人には全く評価できなかったのです。

しかし日本の通貨オプション取引は
1987年頃から少し予想外の展開で発展していきました。
押してもダメなら引いてみなと通貨オプションを売ることをベースにした商品、
つまり貿易企業などがオプションを売る側になる商品を
外資系の銀行や日本の大手都市銀行が次々と開発し
これが成功して通貨オプション取引が急拡大したのです。
具体的には通貨オプション付きローン、ゼロコストオプション、
ゼロコストオプション付ローンといった商品が活発に取引されました。

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